医療情報

2022.11.07

「高圧水素酸素治療」開始のお知らせ

HBHOT (Hyperbaric Hydrogen and Oxygen Therapy)

当院では日本で3台目となる高圧水素酸素システムを導入して治療を開始しました。

当院の機械は1.9気圧の高圧水素酸素システム(酸素50%、水素4%の濃度)で、通常の6.5倍の動脈酸素分圧にすることが可能です。

高気圧下では酸素が血中に多く溶け込むので、ヘモグロビンに結合しない酸素(溶解型酸素)も体内に効率よく取り込んで腫瘍の低酸素環境を改善します。また水素には疲弊したキラーT細胞を回復させる効果がありますので、がんの進行によって弱った免疫環境の改善に役立ちます。さらに水素には抗炎症作用がありますので、免疫抑制に関係する腫瘍微小環境(TME)の炎症を改善すると期待されています。

このように高圧水素酸素システムでは、水素と酸素の利点を生かして抗がん剤や放射線治療などの標準治療の効果をサポートしていきます。

当院ではがん治療だけでなく、「パーキンソン病」や「コロナ後遺症」で悩まれている患者様にも、高圧水素酸素システムによる治療を積極的に活用していますので、ご希望の方は当院へご相談ください。

※高圧水素酸素治療は、上記した高圧酸素と水素を組み合わせた新しい治療方法で当院とその共同研究者が開発いたしました。これをHBHOT(エイチビーホット)と称することといたしました。

 

 

費用

1回90分 24,000円(税込)

※がん治療については、マイクロ波温熱療法と併用して週に1回の治療をお勧めしています。

※自由診療のため、保険適応外となります。

 

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