2025.08.05 自律神経失調症
【自律神経失調症外来】眠れないのは「脳の疲れすぎ」?〜自律神経と睡眠の深いつながり〜
岡崎ゆうあいクリニックの小林です。
今回は、脳疲労と睡眠、自律神経の関係についてお話させていただきます。
「忙しい日々が続いたり、長時間のスマートフォン使用や過度なストレスがかかると、「なんとなく頭が重い」「やる気が出ない」「夜眠れない」といった不調を感じることはありませんか?それはもしかすると「脳疲労」による自律神経の乱れが原因かもしれません。
今回は、最新の海外論文をもとに、脳疲労が自律神経や睡眠の質にどのような影響を与えるのかについて、解説していきます。

【最新研究紹介】
脳疲労が睡眠の質を下げるメカニズム
2023年にアメリカ・ノースウェスタン大学の研究チームが発表した論文(Journal of Neuroscience, 2023)では、「脳疲労が睡眠と自律神経に与える影響」について詳細な解析が行われました。
この研究では、日中に集中力を要するタスクを長時間行った被験者と、リラックスした活動をしていた被験者の脳波と自律神経活動を比較しました。すると、前者のグループでは以下の変化が顕著に見られました。
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脳の前頭葉におけるアルファ波の低下
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心拍変動(HRV)の低下、つまり交感神経の過活動
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入眠までの時間が平均12分長く、睡眠の質も低下傾向
このことから、脳が「疲れすぎている状態」では、かえって眠りにつきにくくなり、睡眠の質も悪化してしまうことがわかりました。
「脳のオーバーワーク」が引き起こす自律神経の乱れ
私たちの自律神経は、昼間の活動モード(交感神経)と夜のリラックスモード(副交感神経)を切り替える働きを担っています。
しかし、脳疲労がたまっていると、この切り替えがうまくいかなくなり、「夜になっても脳が緊張状態」のままとなります。すると、以下のような不調が現れやすくなります。
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寝つきが悪い、途中で目が覚める
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朝すっきり起きられない
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頭痛やめまい、肩こり
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イライラや不安感
こうした症状はすべて、自律神経のアンバランスが関与していると考えられています。
脳疲労をケアする5つのヒント
脳疲労を回復させ、自律神経を整えるためには、いくつかの生活習慣の見直しが有効です。ここでは、医学的にも効果があるとされる方法を5つ紹介します。
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スマートフォンやパソコンの「スクリーン時間」を意識的に減らす
→就寝の1時間前は「デジタルデトックス」を心がけましょう。 -
深呼吸や瞑想で副交感神経を優位にする
→たとえば4秒吸って、8秒かけてゆっくり吐く呼吸法を1日5分だけでも。 -
光のコントロールで体内時計を整える
→朝はしっかり日光を浴び、夜はやさしい照明に。 -
睡眠の質を上げる食事の工夫
→トリプトファンを多く含むバナナ、納豆、チーズなどを夕食に取り入れてみましょう。 -
自律神経に働きかける医療的アプローチを取り入れる
→高気圧水素酸素療法や脳波のリアルタイム測定など、当院の自費診療でも対応可能です。
生活習慣の見直しで改善する方もいれば、それだけではなかなかよくならない方もいます。
たとえば、
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日中の疲れが取れない
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朝起きても「頭が重い」感覚が続く
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睡眠時無呼吸症候群やうつ症状が疑われる
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薬に頼らず根本的な改善を目指したい
こうしたお悩みには、医学的な視点からの評価と治療が必要です。
岡崎ゆうあいクリニックでの対応
岡崎ゆうあいクリニックでは、自律神経失調症、慢性疲労症候群、線維筋痛症などを含め、脳疲労や睡眠の問題に対して多角的にアプローチしています。
● 自律神経と脳波のリアルタイム測定(60分 19,800円・自由診療)
その場で患者さん自身が数値の変化を確認でき、心身の状態を「見える化」することができます。
● 高気圧水素酸素治療・調圧水素療法(60分 8,000円・自由診療)
交感神経の緊張をやわらげ、深いリラックス状態へ導きます。
● 心理面からのアプローチ:カウンセリング(60分 19,800円・自由診療)
必要に応じてカウンセリング的な対応も取り入れながら、ストレスの根本原因と向き合うお手伝いをしています。
● 電磁波や歯科金属による影響評価
隠れたストレス因子の可能性も含めて、包括的な視点からアドバイスいたします。
「眠れない」「疲れが取れない」「気持ちが落ち込む」——そういった悩みは、決してあなた一人だけのものではありません。
大切なのは、自分の身体の声に耳を傾け、少しでも早く適切なケアを始めることです。
もし今、何かしらの不調を感じているなら、まずはその原因を一緒に見つけていきましょう。
岡崎ゆうあいクリニックにご相談ください。
