2025.08.07 慢性疲労症候群
「コーヒーで整える脳と神経のバランス、今日からできること」
こんにちは。岡崎ゆうあいクリニックの小林です。
今回はコーヒーと脳疲労と自律神経の関係についてお伝えします。
コーヒーは脳が疲れたときに体が欲しますが、はたしてコーヒーは脳疲労や自律神経にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
2025年に報告されたポーランドからの論文では、ごく少量のカフェイン(55ミリグラム)を含む多成分型サプリメントが、自律神経系(ANS)にもたらす影響について調べられました。
47名の参加者(女性27名含む)を対象とした二重盲検プラセボ対照試験の結果、カフェイン含むサプリは心電図(ECG)のPR間隔やQTc間隔、さらには心拍変動(LFパワー)などに変化を与え、疲労による脳の活動パターンを改善する効果があることがわかりました。このことは、脳だけでなく、自律神経にも“ほどよい”刺激が届く可能性を示しています。[2025. Neuroscience]

脳疲労、自律神経、コーヒーのあたたかい関係
脳疲労とは、集中力が続かない、考えがもやもやする、パッとしない……そんな感覚です。これは脳内で「アデノシン」という疲れのサイン物質が増えることに起因し、眠気や思考の鈍りを招きます。コーヒーに含まれるカフェインは、このアデノシンの働きを邪魔して、一時的にシャキッとした状態へ導いてくれる力があるのです。
さらに、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、コーヒーのカフェインは交感神経を刺激して目覚めや集中を促してくれます。一方で、コーヒーを普段から飲み慣れている方の場合、リラックスした状態では副交感神経が働きやすくなる、という報告もあります。ほどよい刺激と、やさしい落ち着きが共存する、不思議な関係です。
そして、先ほどご紹介した少量(55ミリグラム)のカフェインによる自律神経への働きかけは、まさに「少しでもしっかり働いてほしい」と願う脳と神経へのやさしいエネルギーになりうることを教えてくれます。
コーヒーとうまく付き合うために知っておきたいこと
コーヒー一杯(ドリップ/約180〜240ミリリットル)には、だいたい80〜120ミリグラムのカフェインが含まれています。健康な大人は、1日あたり最大400ミリグラムまでなら大きな問題は少ないとされており、これはおおよそコーヒーで3~4杯分に相当します。
ただし、毎日400ミリグラム以上を1年以上継続すると、自律神経が徐々に乱れ、高血圧や心拍数の上昇など心臓への負担が増える可能性があります。特に600ミリグラム以上では、休憩中でも心拍数が100回/分、血圧が140/90ミリメートル水銀柱まで上がることもあります。
また、カフェイン過剰は強い不安、パニック症状、頭痛などを引き起こすこともあります。特に400ミリグラムを超える摂取は、不安やパニック発作が起こりやすくなるリスクもあるので注意が必要です。
コーヒーは“ほどよい刺激”として
コーヒーのカフェインは、脳の疲れ信号をやわらげてくれる可能性が報告されています。集中力を支え、シャキッとした力をくれる一方で、自律神経にもほどよい刺激を与えてくれる可能性があります。しかも、先ほどの論文のように、ほんの55ミリグラムという少量でも脳と神経に働きかける力があることは、カフェインと上手に付き合う方法を教えてくれています。
とはいえ、過剰に頼りすぎると、不安や心拍の乱れ、頭痛、睡眠への影響などが出ることもあります。ポイントは、自分の体に優しく効く量を見つけ、飲むタイミングにも気をつけて、「ほどよい毎日のリズム」を作ることです。
岡崎ゆうあいクリニックの自律神経失調症外来
岡崎ゆうあいクリニックでは、自律神経失調症、慢性疲労症候群、線維筋痛症などを含め、脳疲労や睡眠の問題に対して多角的にアプローチしています。
● 自律神経と脳波のリアルタイム測定(60分 19,800円・自由診療)
その場で患者さん自身が数値の変化を確認でき、心身の状態を「見える化」することができます。
● 高気圧水素酸素治療・調圧水素療法(60分 8,000円・自由診療)
交感神経の緊張をやわらげ、深いリラックス状態へ導きます。
● 心理面からのアプローチ:カウンセリング(60分 19,800円・自由診療)
必要に応じてカウンセリング的な対応も取り入れながら、ストレスの根本原因と向き合うお手伝いをしています。
● 電磁波や歯科金属による影響評価
隠れたストレス因子の可能性も含めて、包括的な視点からアドバイスいたします。
「眠れない」「疲れが取れない」「気持ちが落ち込む」——そういった悩みは、決してあなた一人だけのものではありません。
大切なのは、自分の身体の声に耳を傾け、少しでも早く適切なケアを始めることです。
もし今、何かしらの不調を感じているなら、まずはその原因を一緒に見つけていきましょう。
岡崎ゆうあいクリニックにご相談ください。
