2025.08.07 慢性疲労症候群
【慢性疲労症候群】休んでも治らない疲れ…それには理由があります。
こんにちは。岡崎ゆうあいクリニックの院長、小林まさのりです。
「毎日ちゃんと寝ているのに疲れがとれない」
「学校や仕事に行くだけでぐったりしてしまう」
「なんとなくやる気が出ないし、体がだるい」──そんな声を外来でもよく耳にします。
もしかしたらそれは、ただの疲れではなく、「慢性疲労症候群」という病気かもしれません。この病気は、今もはっきりとした原因が分かっていない部分もありますが、世界中でたくさんの研究が進められ、少しずつその姿が明らかになってきています。
今回は、その「慢性疲労症候群」について、最新の海外の研究をもとに、分かりやすくお伝えします。

「疲れ」が病気になるってどういうこと?
疲れというのは、本来なら「休めば回復する」ものです。でも、慢性疲労症候群の場合は違います。
たとえば、ちょっと散歩しただけでも、そのあと何日も寝込んでしまうことがあります。勉強や仕事で頭を使うだけでも、ぐったりしてしまう。そして、その疲れが何週間も、何ヶ月も続く……。これが慢性疲労症候群の特徴です。
「気のせいでは?」と自分を責めたり、「怠けてるんじゃないの?」と周囲に誤解されたりして、つらい思いをしている方も多くいらっしゃいます。でも、そんなことはありません。これはれっきとした病気であり、原因がちゃんと体の中にあることが、最近の研究でも分かってきています。
【最新研究紹介】遺伝子の中に見つかった“疲れやすさ”のヒント
2025年、イギリスの研究チームがとても興味深い発表をしました。1万5000人を超える慢性疲労症候群の方の遺伝子を調べた結果、免疫の働きや神経の伝達に関係する8つの遺伝子に、健康な人とはちがう特徴が見つかったのです。
この中には、ウイルスなどの感染に反応する遺伝子や、痛みの感じ方に関係する遺伝子も含まれていました。「風邪のあとから体調がずっと悪い」「ちょっとの刺激でも痛みを感じやすい」といった患者さんの声とも一致します。
つまり、「疲れやすさ」や「だるさ」は、気の持ちようではなく、生まれつきの体質や免疫の働きが関係している可能性があるようです。[2025.Nature Genetics]
疲れの裏にある“からだの中の小さな変化”
慢性疲労症候群の原因として、他にもいくつか注目されていることがあります。
まずはウイルス感染。風邪やインフルエンザなどをきっかけに、体がいつまでも本調子に戻らないという方が多いのです。エプスタイン・バーウイルスというウイルスにかかった人のうち、約10人に1人がその後、慢性疲労症候群を発症したという報告もあります。
また、血のめぐり(血流)や酸素の流れがうまくいっていないことも原因のひとつかもしれません。心臓に戻る血液の量が少なかったり、筋肉に酸素がうまく届かなかったりすることで、体がいつもエネルギー不足のような状態になるのです。
さらに、腸の環境や免疫のバランスも関係していることが分かってきました。最近では、腸内にいる細菌の種類や、代謝のパターンを調べることで、慢性疲労症候群の方を90%の確率で見分けられるという研究もあります。
こうしたことから、「慢性疲労症候群=こころの問題」ではなく、「からだの中の見えない変化」が、深く関係していると考えられるようになっています。
岡崎ゆうあいクリニックの慢性疲労症候群の検査や治療
岡崎ゆうあいクリニックでは、自律神経失調症、慢性疲労症候群、線維筋痛症などを含め、脳疲労や睡眠の問題に対して多角的にアプローチしています。
● 鉄欠乏性貧血や甲状腺機能異常についての検査(保険診療)
● 睡眠時無呼吸症候群の検査(保険診療)
● 自律神経と脳波のリアルタイム測定(60分 19,800円・自由診療)
その場で患者さん自身が数値の変化を確認でき、心身の状態を「見える化」することができます。
● 高気圧水素酸素治療・調圧水素療法(60分 8,000円・自由診療)
交感神経の緊張をやわらげ、深いリラックス状態へ導きます。
● 心理面からのアプローチ:カウンセリング(60分 19,800円・自由診療)
必要に応じてカウンセリング的な対応も取り入れながら、ストレスの根本原因と向き合うお手伝いをしています。
● 電磁波や歯科金属による影響評価
隠れたストレス因子の可能性も含めて、包括的な視点からアドバイスいたします。
「眠れない」「疲れが取れない」「気持ちが落ち込む」——そういった悩みは、決してあなた一人だけのものではありません。
大切なのは、自分の身体の声に耳を傾け、少しでも早く適切なケアを始めることです。
もし今、何かしらの不調を感じているなら、まずはその原因を一緒に見つけていきましょう。
岡崎ゆうあいクリニックにご相談ください。
