2022.01.17
がん遺伝子治療
■「エクソソームがん遺伝子治療(Cytomox治療)」とは
mRNAが組み込まれた「世界初エキソソームベクター」を用いた遺伝子治療で、12ヵ国の特許取得されています。遺伝子を用いてがん細胞の増殖停止したり、がん抑制経路の復活を促進します。またがん抑制遺伝子のmRNAを細胞に届けることにより、がん抑制の仕組みがより円滑に働くようにします。
私たちが提供しているがん遺伝子治療「エクソソームがん遺伝子治療(Cytomox治療)」は、「がん細胞を正常化させる」ことを目指したものです。この治療は標準治療である手術、化学療法、放射線治療、免疫療法を否定するものではなく、それら確立された治療を補完する治療という位置づけです。
■「エクソソームがん遺伝子治療(Cytomox治療)」の作用機序
がん細胞には、
1. 分裂速度が速い。
2. 無限増殖する。
3. アポトーシス(細胞自殺)しない。
という特徴があり、これらの性質には「Cdc6」というタンパクが関わっていることが報告されています。「Cdc6」は細胞周期の調節因子のひとつで自己増殖シグナルですが、「Cdc6」の大量発生によりがん細胞は分裂をコントロールできなくなり無限に増殖してしまいます。さらに、がん抑制遺伝子の働きも抑制してしまう為がんの増殖を止められなくなってしまいます。つまり、「Cdc6」が増えてしまうので、がんが無限に増殖してしまうのです。
「エクソソームがん遺伝子治療」は、このCdc6の作用を減らすようにして下記のメカニズムでがんに作用します。
①RNA干渉の技術を使いCdc6タンパクを合成出来なくして、がん細胞の分裂停止とがん抑制経路の復活によりアポトーシスへ誘導していきます。
②がん抑制遺伝子のmRNAをがん細胞内に導入することで、がん抑制の仕組みが円滑に働くことに繋がっていきます。
■「エクソソームがん遺伝子治療(Cytomox治療)」で使用する遺伝子
◆Cdc6shRNA
細胞を増殖させるために働くタンパク質で、細胞周期の調節因子の一つです。Cdc6shRNAを使うことにより、がん細胞を増殖停止やアポトーシス(細胞自殺)へ誘導すると同時に、がん抑制遺伝子の機能を復活させることが出来ます。
◆p16
p16は細胞の分裂を分裂の初期(G1期)で停止させ、細胞老化を誘導します。細胞老化とは細胞の異常な増殖を防ぎ、発がんを予防する生体防御機能のことです。正常な細胞ではp16は殆ど機能していませんが、細胞がさまざまな発がんストレスにさらされた場合に発現が著しく上昇します。
◆p53
ゲノムの守護神とも呼ばれるがん抑制遺伝子です。DNA修復や細胞増殖の停止、アポトーシス等の細胞増殖サイクルを制御する機能を持っています。がん細胞ではp53遺伝子変異が高頻度に認められます。
◆PTEN
PTENは腫瘍の増殖と転移を抑制し、細胞のアポトーシスと分化を促進します。また、薬剤耐性を逆転する作用を発揮することも解ってきています(効かなくなった抗がん剤が効くようになります)。PTEN遺伝子は多くのがん細胞で高頻度に変異や欠損が認められます。
■「エクソソームがん遺伝子治療(Cytomox治療)」の投与方法
腹部の皮下注射と口鼻からの吸入の組み合わせになります。腹部の皮下注射は当院で皮下注射の指導のもと、毎日ご自宅で行っていただきます。(1クール=4週間) 基本的に2クールを目安に行う治療ですので、合計8週間の治療になります。
■「エクソソームがん遺伝子治療(Cytomox治療)」の料金
<自由診療(保険適応外)>
1クール=4週間で 800,000円(税別)
2クール=8週間で 1,600,000円(税別)
*基本的に2クールの治療になります。
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