2025.08.17 線維筋痛症
歯の金属が痛みの原因?線維筋痛症とアレルギーの関係
こんにちは。岡崎ゆうあいクリニック院長の小林まさのりです。
今回は「線維筋痛症と歯科金属の関係」について最新の研究成果も交えてお話ししたいと思います。

スウェーデンからの最新研究
2025年にスウェーデンで行われた研究で、線維筋痛症と歯の金属に関係があることが分かってきました。研究では、線維筋痛症と診断された120人の女性に、歯のかぶせ物や詰め物に使われる金属やアクリル(プラスチックのような素材)に対してアレルギーがあるかどうかを調べました。
すると、金(ゴールド)やアクリルに対してアレルギーを持っている人が多いことがわかりました。特に金に対する反応は、普通の皮ふ炎の人よりも強く出ていました。つまり、歯の中にある金属が体に悪い反応を起こして、痛みや疲れを強くしている可能性があるというのです。[2025. Frontiers in Pain Research]
なぜ歯の金属が体に関係するのか?
歯に入っている金属やアクリルは、長い間口の中にあります。そのため、少しずつ体の免疫(バリア)が反応して、全身に炎症を起こすことがあります。
この反応は、ただのかゆみや湿疹にとどまらず、筋肉や関節の痛み、強いだるさなどにもつながることがあります。これを「全身性のアレルギー反応」と呼びます。
別の研究では、歯の金属を安全な素材に取りかえた線維筋痛症の女性15人を5年間追跡しました。すると、半分の人は線維筋痛症の診断基準から外れるほど良くなり、さらに20%の人も症状が軽くなったと報告されています。
つまり、歯の金属を外すことで、症状が楽になる人がいるということです。もちろん全員ではありませんが、「もしかしたら自分の痛みは金属が関係しているかも」と考えるきっかけになります。
医療でできること
岡崎ゆうあいクリニックでは、線維筋痛症の治療として高気圧酸素水素治療など体全体をサポートする治療も行っています。
また、自律神経脳波リアルタイム測定により、患者様の心の状態を見える化させて、痛みを引き起こしている心の傷をサポートする取り組みも行っています。
線維筋痛症でお困りの方は、是非、岡崎ゆうあいクリニックまでご相談ください。
